パルコン訪問13(2012/12/17)

 
大成建設 港南台展示場 


プレーリーの港南台展示場にお邪魔してきました


 先日、神奈川県の大船に行く機会がありまして、早めに用事が終わったので同じ京浜東北線の二つ手前の横浜市港南台にあるパルコンの展示場にお邪魔してきました。港南台の駅から歩いて5分弱くらいのところにある場所で、通りに面しておりアクセスが便利な展示場であります。
 
 お目当てのパルコンですが、パルコンプレーリーというブランドで打放し板とタイル板を水平に組み合わせプライバシーが確保された落ちついた建物でした。

 我が家がパルコンを検討していた10年前にもパルコンプレーリースタイルと呼ばれたいたパルコンがありまして、それを踏襲するものだと思いますが、よりシャープで落ち着いた雰囲気になっていると思います。

【参考:かつてパルコンプレーリースタイル】



 当日は、年末でかつ天気も雨だったこともあり展示場内にはほとんど人がいませんでした。パルコン展示場も同様で他のお客さんがおらず、ゆっくり見ることができました。営業の方には、「既にパルコンに住んでいますので、お構いなく」と伝えたのですが、色々と説明頂きました。誠実そうな営業の方で好印象でした。

 さて、今回お邪魔した理由は、数年後にやってくる外壁塗装に向けて、タイル貼りも検討していましたので、実物のプレーリーの外壁がどんなものなのか確認してみようと思っていたからであります。施工は10年先になるかもしれませんが、常に情報収集をやっているわけであります(笑)
 印象としては「贅沢」の一言に尽きます。大半の展示場はレイアウトが大きく、家具も少ないので余裕が感じられますが、このプレーリーはそれらを加味しても、更に余裕を感じられる建物でした。内外装ともに贅沢な仕様で、質感も良くまったくもって羨ましいパルコンでした。

 また、最新の「パルコンMAX」の仕様が展示されていましたので、営業の方からお話を伺ってきました。ひと回り大きくなった基礎や鉄筋、また接合方法がより強固な仕様に変更されて、RC系で耐震等級の最高レベルを確保できるようになったとのことでした。これはもう完全なオーバースペックで、はっきり言ってやり過ぎ感、満載です(笑)

 戸建住宅の基礎で底盤厚300o、立ち上がり240oのダブル配筋の基礎なんて聞いたことありません。しかもPC版も今まで以上に厚くなり重量アップ。
 またそれらPC板の結合については、今回のMAXから16mmシース筋のピッチを狭め、かつ接続ボルトでジョイントし貫通方式を採用するようになりました。床のPC板についても間隔を狭め、コッター方式から溶接方式に切り替え強度をアップさせています。時間と手間がかかりますが、それでもこれらの方式を採用するあたりはさすがとしか言いようがありません。これだけの仕様であれば怖いものはありません。唯一怖いのは価格だけですね(笑)

 ということで進化したパルコンの仕様にも触れることができ充実した時間を過ごすことができました。

 最後に残念な話を聞いてきたのですが、我が家が採用しているPC板の「ジェニックの模様板」が今年度末をもってとうとう終了することになりました。以前から縮小方針が出されていましたので予想どおりではありますが。もはやパルコンのトレンドは打放し板とストレート板なんでしょうね。
 寂しい限りですが、こうなったら本気に次の塗り替えの時には、タイル仕様にしてやろうかと考えています。予算のメドがたてばの話ですが・・・。



■外観
打放し板とタイル板の組合せ、またプライバシーを確保するデザインは秀逸であります。

タイル板は目が細かい割石デザインで質感が高い仕上がりでした。

ステンレス製と思われるPalconの大きめのエンブレムが掲げられていました。
(これ、欲しいですね)



■内観
外観同様、内壁にもタイル板が間仕切りに採用されており、落ち着いた雰囲気。
あいにくの天気でしたので、ルーフバルコニーの庭園などは撮影できず残念。



■3階(テクニカルコーナー)
基礎とシース筋の模型が設置されていましたが。ユーザー心がくすぐられます。

床板の溶接方式のモデルも展示されていました。